公開: 2020年4月18日
更新: 2020年4月18日
アリストテレスは、「ものごと」をどう「とらえる」のかについて説明するために、新しい学問である「形而上学」(けいじじょうがく)を考え、弟子たちに教えました。アリストテレスの教えは、教えを受けた弟子たちによって記録され、本としてまとめられました。
その本の題名は、「形而上学」と呼ばれています。この学問は、「もの」について考えるだけでなく、「こと」について考えるときに、何が大切なのかを教えています。アリストテレスが新しい学問につけた名前は、「形のある「もの」について考える前に必要な知識」と言う意味のギリシャ語でした。、
この「形而上学」において、最初に書かれてたいるのが「言葉の定義」です。古代ギリシャ語を使って「ものごと」を考えるときに、必要になりそうな基本的な言葉、術語、をひとつひとつ説明しています。そして、それらの言葉を使って、アリストテレスより前に教えられていた考えについて説明しています。
アリストテレス著、「形而上学」上下巻(岩波文庫)